RX6600XTのOC設定。Radeon Softwareでハッシュレートは最大32Mh/s。

8月12日より販売されたRadeon RX6600XT。

海外ではワットパフォーマンスが良いことで話題となり、すぐに売り切れてしまったようです。

日本でもネット在庫のほとんどは完売しております。

筆者はRX6600XTを定価で入手することができたのでOC設定やワットパフォーマンスについて説明します。説明するのは皆さんもマイニングしているイーサリアムの設定です。

Hive OS上でのOC設定もこちらで紹介しています。

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RX6600XTのOC設定[ethash]

OCソフトはafterburnerではなくRadeon Softwareを使用しました。AfterburnerでもOC設定は可能ですが、AMDのGPUということもあるので勉強のつもりで初めてRadeon Softwareを使用。

GPU最大周波数
(コアクロック)
1200MHz
(手動設定のデフォルト)
VRAM最大周波数
(メモリクロック)
2200MHz
ファンスピード%65%
電力制限(%)-6%
(限界設定)

これらの数値はあくまでも目安です。まだ改善の余地はあるので最適な設定値があれば随時更新していきます。

これらの設定を行った2台のRX6600XTで6時間マイニングしたら、リジェクト数が30%超えるという原因不明のことが起きたので筆者はメモリクロックを50Hz落として2150Hzぐらいで行っています。(追記:ネットワークが不安定だったと思われる)

0.5Mh/sぐらいハッシュレートが低下しましたが、今のところは安定してマイニングできています。

ちなみにコアクロックは落としても電力消費は変化ありません。また電力制限も-6%までしか設定できませんでした。(Afterburnerでも)

 

RX6600XTのethashハッシュレート

OC設定を行ったイーサリアムマイニングのハッシュレートは最大で32.0Mh/sほどでした。

モニタリングすると31Mh/s~32Mh/sをいったりきたりという感じ。

およそGTX1660 superと同じくらいのハッシュレートですね。

FF15ベンチマークも行いましたが、制限解除RTX3060のスコアには敵わなかったのでこんなものでしょう。

RX6600XT用のマイニングBIOSなどが出回れば改善される見込みはありますね。私は詳しくないので有志の方々に期待しておきます。

 

RX6600XTの消費電力とワットパフォーマンス

結論から先に言うと効率は良いです。Radeonは消費電力をごまかしているという話を伺いましたが、RX6600XTの場合はそうではありませんでした。

しかし、メーカーの違う2つのRX6600XTではOC設定後のハッシュレートは同等だったものの、消費電力は少し違いました。

今回検証したのは玄人志向のRD-RX6600XT-E8GB/DFとSAPPHIREのSAP-PULSE RX6600XTOC8GB/11309-03-20G VD7833の二つになります。

玄人志向のRX6600XTの消費電力は53W

玄人志向のRX6600XTでは53Wとなり、32Mh/sでマイニングできているのであればワットパフォーマンスは0.60Mh/wになります。

かなり高効率です。しかしこれはあくまでも画面の数値上での話なので、実消費電流はどのくらいなのかは後程説明しています。

 

SHAPPHIRE PULSE RX6600XTの消費電力は61W

玄人志向のものとは異なり、サファイアのRX6600XTでは61Wでした。

ハッシュレートは玄人志向のものとは変わらないのですが、消費電力は8Wほどこちらの方が高い。

32Mh/sでマイニングしている時のワットパフォーマンスは0.52Mh/wなので若干ワットパフォーマンスは玄人志向のものには負けますが、それでも高効率です。

原因がよくわかりませんが、RX6600XTの6GPUリグを構築予定なのでほかのサファイアのグラボはどうなのか検証する予定。

 

RX6600XTのワットメーターでの実消費電流

マイニングPCの構成を説明すると


Windows 10
Ryzen5 2400G
B450 Steel Legend
DDR4 8GB
SATA SSD 240GB
thermaltake 550W bronze電源
RX6600XT 2台


この構成でマザーボードのPCIEスロットにグラボ2つ直挿しでマイニングを行いました。

アイドル中
マイニング中
アイドル中のワット数が34W~40W、マイニング中のワット数が180Wでした。
つまりRX6600XT 2台の消費電力は180W-40Wでおよそ140W程度。RX6600XT 1台当たりのワット数は70Wほどになりますね。
ワット数はPCの構成で多少変化すると思うのであくまでも参考程度に。

RX6600XTのマイニング中の温度

玄人志向のRD-RX6600XT-E8GB/DFの場合、GPU温度が55℃、メモリ温度が60℃

SAPPHIREのSAP-PULSERX6600XTOC8GB/11309-03-20G VD7833、GPU温度が48℃、メモリ温度が52℃。

グラボファンは65%で回して室内温度は30℃でした。サーキュレーターやケースファンなどはつけていません。

玄人志向のRX6600XTは54,780円SAPPHIRE PULSEは56,890円なので価格の差で冷却性能もかなり変わります。

SAPPHIREはかなり冷え冷えですが、効率が若干落ちるので難しいところですね。

上が玄人志向、下がSAPPHIRE PULSE

見ての通り玄人志向のRX6600XTにはバックプレートが付いておらず、ヒートシンクもやや小さめです。

 

RX6600XTのコストパフォーマンスと費用回収日数

玄人志向のグラボが55,000円ほどで32Mh/sの消費電流が55Wほどとして何日で回収できるかを計算してみました。計算方法は結構雑なので参考程度に見てください。

2021年8月24日のETH価格は36万円ほどで、一日の1Mh/s当たりの価格は8.38円。(かなり高いですね)

1日当たりの報酬額は8.38円×32Mh/sで268円。
1か月で8044円
1年で97,878円

電気代は1KWhあたり27円とすると
1日あたり35円
1か月当たり1,069円
1年あたり13,008円

97,878円-13,008円=
年間利益は84,870円

グラボの回収日数は最短で205日

イーサリアムの価格が上昇していることもあって、単純計算ではかなりの利益がでます。

一番安価な玄人志向のRX6600XTでマイニングプール使用料などは加味しておらず、100%の効率でマイニングできた場合の利益計算なので、実際はこれより回収日数はかかるし、報酬額や利益率もここまで高くはないです

しかし、GTX1660superを買うなら少し割高ではあるがRX6600XTを買う方が利益率はいいので定価で買えるなら私はRX6600XTを選びますね。